雨ときどき晴れ

最近は C# や Blazor やってます。Raspberry Pi で Node-RED も活用できるようになりました。

SaaSesのOsukiniサーバーLTでWebminからDNSサーバーを構築してみる。(2)

前回は正引きの設定を行ったので、今回は逆引きの設定をしていきたいと思います。

マスターゾーン(逆引き)を作成する

  1. Webminにログイン後、サイドパネルの「サーバ」をクリックして表示された項目から、「BIND DNS サーバ」をクリック。
  2. 「既存のDNSゾーン」の下にある「新規のマスターゾーンを作成」のリンクをクリック。
  3. 表示された新規のマスターゾーンオプションでは
    1. 「ゾーンの種類」で「逆引き (アドレスを名前に)」を選択。
    2. ドメイン名/ネットワーク」に「100.101.102.(設定したいIPアドレス)」を入力。
    3. 「マスターサーバ」に「ns.hoge.com(設定したいDNSサーバー)」を入力。
    4. 「Eメールアドレス」に「admin.hoge.com(設定したいメールアドレス、ただし、@は.(ドット)に置き換える)」を入力。
    5. 「作成」ボタンをクリック。

これでマスターゾーン(逆引き)の基本情報の入力ができました。

逆引きアドレスを追加する

ここでDNSサーバーに登録したい逆引きアドレスを追加します。

  1. 「マスターゾーンの編集」にて、「逆引きアドレス」のアイコンをクリック。
  2. 表示された「逆引きアドレス レコード」では
    1. 「アドレス」に「100.101.102.103(追加したいIPアドレス)」を入力。
    2. 「ホスト名」に「ns.hoge.com(追加したいホスト名)」を入力。
    3. 「作成」ボタンをクリック。
  3. 上記の作業を追加するホスト毎に行う。例では、「ns.hoge.com、hoge.com、www.hoge.com、mail.hoge.com」の計4個。
レコードファイルを確認

正引きのときと同様にレコードファイルを確認してみます。

$ttl 38400
hoge.com.       IN      SOA     ns.hoge.com. admin.hoge.com (
			1277442755
			10800
			3600
			604800
			38400 )

102.101.100.in-addr.arpa.       IN      NS      ns.hoge.com
103.102.101.100.in-addr.arpa.   IN      PTR     ns.hoge.com.
103.102.101.100.in-addr.arpa.   IN      PTR     www.hoge.com.
103.102.101.100.in-addr.arpa.   IN      PTR     hoge.com.

上記のような設定になっていれば、設定完了です。

設定を反映させる

DNSの設定が一通り完了したら、
「BIND DNS サーバ」の右上に表示されている「Apply Configuration」をクリックして、
設定を反映させる必要があります。

もしくは、その下に表示されている「Stop BIND」でBIND DNSを一旦終了し、
その後表示される「Start BIND」をクリックして起動する。

という方法でも良いと思います。

DNSサーバーの動作確認

設定したDNSがちゃんと反映されているかを確認するには、
「nslookup」コマンドを使ってみるといいと思います。
ちなみにDNSの設定が反映されるには、ある程度時間がかかるため、
設定後、しばらく待ってから試すといいでしょう。